予てより(読み)かねてより

精選版 日本国語大辞典 「予てより」の意味・読み・例文・類語

かねて【予て】 より

  1. 今から。事前に。前から。
    1. [初出の実例]「かねてより風にさきだつ波なれやあふことなきにまだき立つらん〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋三・六二七)
    2. 「御腰結(こしゆひ)には、おほきおとどを、かねてより聞えさせ給へりければ」(出典源氏物語(1001‐14頃)若菜上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android