事ぞともなし(読み)コトゾトモナシ

デジタル大辞泉 「事ぞともなし」の意味・読み・例文・類語

ことぞともな・し

取り立てて言うほどのこともない。何ということもない。
「秋の夜も名のみなりけりふといへば―・く明けぬるものを」〈古今・恋三〉

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精選版 日本国語大辞典 「事ぞともなし」の意味・読み・例文・類語

こと【事】 ぞ ともなし

  1. 特にこれということもない。何ということもない。たいしたこともない。あっけない。
    1. [初出の実例]「秋の夜も名のみなりけり逢ふといへば事ぞともなく明けぬるものを〈小野小町〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋三・六三五)

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