二二八和平公園(読み)ににはちわへいこうえん

世界の観光地名がわかる事典 「二二八和平公園」の解説

ににはちわへいこうえん【二二八和平公園】

台湾の首都台北(臺北、タイペイ)の市街中心部にある公園。広大な緑豊かな公園内には二二八記念館、記念碑、台湾省立博物館や古い砲台、機関車などがある。◇「228和平紀念公園」、「二・二八紀念公園」ともいう。かつては「台北新公園」と呼ばれていたが、1997年に二二八事件勃発50周年を記念して改名された。二二八事件は1947年2月28日に台北を中心に、本省人(日本統治時代から台湾に住む人々)と外省人(日本の敗戦後に中国本土からやってきた人々)との間に起こった抗争・虐殺事件である。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android