いおえ‐なみいほへ‥【五百重波】
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 いくえにも重なって寄せてくる波。千重波。
- [初出の実例]「朝なぎに 千重波寄せ 夕なぎに 五百重波(いほへなみ)寄す」(出典:万葉集(8C後)六・九三一)
- [ 2 ] 枕 ( 幾重にも重なった波が立つの意から ) 「立ちても居ても」にかかる。
- [初出の実例]「みさき廻(み)の荒磯に寄する五百重浪(いほへなみ)立ちても居ても我が思へる君」(出典:万葉集(8C後)四・五六八)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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