五百重波(読み)いおえなみ

精選版 日本国語大辞典 「五百重波」の意味・読み・例文・類語

いおえ‐なみいほへ‥【五百重波】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 いくえにも重なって寄せてくる波。千重波
    1. [初出の実例]「朝なぎに 千重波寄せ 夕なぎに 五百重波(いほへなみ)寄す」(出典万葉集(8C後)六・九三一)
  2. [ 2 ] ( 幾重にも重なった波が立つの意から ) 「立ちても居ても」にかかる。
    1. [初出の実例]「みさき廻(み)荒磯に寄する五百重浪(いほへなみ)立ちても居ても我が思へる君」(出典:万葉集(8C後)四・五六八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む