五色村(読み)ごしきむら

日本歴史地名大系 「五色村」の解説

五色村
ごしきむら

[現在地名]天川村大字五色

てんノ川左岸、日裏ひうら村の上流に立地。天川郷のうち。慶長郷帳では村高四三・二一石、幕府領(代官大久保長安)延宝検地で村高は五二・六一一石となった。

享保二一年(一七三六)の「大和志」に「有名而民屋今亡」とみえる。同一七年一〇月付の乍恐書付を以御願申上候(坪内の柿坂家文書)に「一、高五拾弐石六斗壱升壱合 吉野郡五色村無人家、但シ坪ノ内村・日裏村・沢原村三ケ村より出作人数 此訳 拾三人六(才)以上、弐拾七人十五才以下、四拾七人五十九才以下十六才以上、〆男八拾七人、拾人六(才)以上、弐拾五人十五才以下、四拾三人五拾九才以下十六才以上、〆女七拾八人」とあり、つぼうち・日裏・沢原さわばら三村から出作していたことがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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