じょう‐りゅう ジャウリウ【上流】
〘名〙
① 川の流れの源に近い部分。みなかみ。かわかみ。⇔
下流。
※
日本外史(1827)一一「謙信分
レ兵渡
二上流
一、出
二甲斐軍後
一」
※新聞雑誌‐二三号・明治四年(1871)一二月「上流は巨石犖确
(らくかく)水勢之が為に迸激
(はうげき)し」 〔
史記‐淮陰侯伝〕
うわ‐ながし うは‥【上流】
〘名〙 家の内、床の上で用いる炊事用流し台。
※歌舞伎・盟三五大切(1825)
大詰「勝手
道具、
炬燵櫓(こたつやぐら)、上流
(ウハナガ)し、〈略〉その外、いろいろの道具を」
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デジタル大辞泉
「上流」の意味・読み・例文・類語
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普及版 字通
「上流」の読み・字形・画数・意味
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世界大百科事典内の上流の言及
【藪内流】より
…藪内流は,京都西本願寺を背景に栄えたが,その茶法は書院風の古格を最もよく残している。千家が上京(かみぎよう)に屋敷を構えていたので,その茶道を上流(かみりゆう)と称するのに対し,下京(しもぎよう)に屋敷を持っていた藪内流の茶道は下流(しもりゆう)と称された。この屋敷は剣仲の子で2世真翁紹智(1580‐1655)が本願寺の良如上人の知遇を得て寺領の一部を拝領したものであり,ここに流儀の基礎が確立されたといってよい。…
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