井の字巴の字(読み)いのじはのじ

精選版 日本国語大辞典 「井の字巴の字」の意味・読み・例文・類語

い【井】 の 字(じ)(は)の字(じ)

  1. 縦横無尽に敵の中を暴れまわる様子をたとえていう。
    1. [初出の実例]「義を金鉄に切て入り。井(ヰ)の字巴(ハ)の字に薙(な)ぎ立てなぎ立て」(出典浄瑠璃伽羅先代萩(1785)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 実例 金鉄

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む