日本歴史地名大系 「井土巻村」の解説 井土巻村いどまきむら 新潟県:燕市井土巻村[現在地名]燕市南(みなみ)五―七丁目・殿島(とのしま)一―二丁目・井戸巻(いどまき)中(なか)ノ口(くち)川と信濃川に挟まれた須頃(すごろ)島にあり、東と南は下須頃村・上須頃村(現三条市)に接し、北の中ノ口川対岸は燕町。庄屋忠右衛門の祖浪人遠藤某(市左衛門)の開発といい、寛文七年(一六六七)まで市左衛門新田と称し、翌年改称したという。また明暦三年(一六五七)村上藩の検地があり村高三三石四斗、寛文一〇年の再検地で一四五石二斗が新たに打出されたという(「三条町往古役之事」北方文化博物館蔵)。同四年の松平直矩知行目録(同館蔵)には市右衛門新田村とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by