井手方村(読み)いでかたむら

日本歴史地名大系 「井手方村」の解説

井手方村
いでかたむら

[現在地名]鹿島市大字井手

小田おだ(現杵島郡江北町)で分れた長崎脇街道の藤津郡への入口にあたり、塩田川河口港百貫ひやつかん)がある。現鹿島市の最北部。正保絵図に村名がみえる。

この地は鹿島支藩初代藩主の鍋島忠茂が慶長一四年(一六〇九)に藤津郡内に一万石を与えられた時点では鹿島領であったが、同一六年の三部上地により佐賀本藩領となり、寛永一六年(一六三九)蓮池はすのいけ支藩設置によりその藩領となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android