精選版 日本国語大辞典 の解説
ひと【人】 の 耳(みみ)は壁(かべ)につき、人(ひと)の眼(まなこ)は天(てん)に懸(か)く
隠し事は表に現われやすいものである。壁に耳あり障子に眼あり。
※浮世草子・小夜嵐物語(1698)一〇「人の眼は天にかけり耳は壁につけり、ひそかにも讒言せざれといふ事あれば」
[補注]「天にかけ」の「かけ」は「馳(か)け」の意とも「懸(か)け」の意ともする。
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