コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

童子教 どうじきょう

5件 の用語解説(童子教の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

童子教
どうじきょう

児童教訓書。平安時代の僧,安然著と伝えられる。著作年代未詳。1巻1冊。明暦4 (1658) 年刊。中世以降,童子の道徳教訓書として用いられた。これは,儒書から日常的な教訓を選び,仏書から因果応報の説話を説く全 330句から成るもの。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

どうじきょう〔ドウジケウ〕【童子教】

江戸時代、寺子屋教科書として広く利用された教訓書。1巻。作者未詳。鎌倉後期の成立という。童子を対象とした教訓を漢文体五言320句に記したもの。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

どうじきょう【童子教】

鎌倉末期から明治初期まで使用された教訓書。1377年(天授3∥永和3)書写版が現存する最古のものである。選者は唐の白居易,天台密教の安然などの説があるが不明。仏教思想をもとにしつつ,仏教および儒教の経典から文を選び,漢詩流の五言330句に構成したもの。末尾に〈幼童を誘引せん為に,因果の道理を註す〉(原文漢文)とあり,行儀作法,言行の戒め,師弟のあり方,父母への孝養,現世の無常,来世希求を,その内容とする。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

どうじきょう【童子教】

教訓書。一巻。僧安然の著かといわれるが未詳。1377年の写本がある。仏教思想や儒教思想による五言の漢文三二〇句を収める。鎌倉末期より流行、江戸時代には寺子屋の教科書に用いられた。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

童子教
どうじきょう

中世から近代初頭にかけて広く普及した初歩教科書。作者は不明で、鎌倉中期から末期に至る間の作と推定されている。体裁は漢文調の五言330句からなる。内容は、前半に儒教の格言を中心に行儀作法などの日常道徳を説き、後半は、初めに匡衡(きょうこう)らの刻苦勉励した例により勧学を鼓吹し、次に酉夢(ゆうぼう)らの例をあげて父母への孝養を強調している。そしてこれらの現世の善因によって来世往生という善果が得られるとして、因果の道理を教えている。室町初期にすでに流布していたが、近世に入り『実語教』と並んで、道徳教科書として著しい普及をみた。また、『新撰(しんせん)童子教』などの類書も輩出した。[利根啓三郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

童子教の関連キーワード往来物実語教尼師今船師雑居地蔵六鉛銭備後物奴島田生活用水

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone