人倫売買(読み)じんりんばいばい

精選版 日本国語大辞典 「人倫売買」の意味・読み・例文・類語

じんりん‐ばいばい【人倫売買】

  1. 〘 名詞 〙じんしんばいばい(人身売買)
    1. [初出の実例]「人倫売買事」(出典:近衛家本追加‐仁治元年(1240)一二月一六日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の人倫売買の言及

【人身売買】より

…鎌倉幕府は,1231年(寛喜3)の大飢饉のあと一時人身売買を黙許したが,不安がおさまるとともに禁制にもどる。幕府は〈人倫売買〉の語を用いるが,主たるねらいは人商人の禁止にあり,90年(正応3)には人商人の面に火印をおし,1303年(嘉元1)には盗賊に準じて断罪すると定めた。鎌倉から室町時代にかけての文学等には人商が主題となるものが多い。…

※「人倫売買」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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