…これらによると,人を勾引して売る者が京畿に横行して社会不安となっていた。鎌倉幕府も朝廷から出された禁令をうけて,1226年(嘉禄2)には諸国の御家人らに人商人(ひとあきびと)の召捕りを命じている。その後1290年(正応3)の幕府法になると,人商と称しその業を専らにする者が多いので,その禁止と違反者の面に火印を捺すことを命じている。…
※「人商」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...