最新 地学事典 「人工衛星レーザ測距」の解説
じんこうえいせいレーザそっきょ
人工衛星レーザ測距
Satellite Laser Ranging
SLRと略記。地球を周回する人工衛星と地上の観測局間の距離を,パルスレーザ光の往復時間から測定する技術。衛星にはレーザ光を反射するコーナキューブ反射器を取り付ける必要がある。パルスの往復時間は数十ピコ秒で測定され,測距の精度は10mmに達する。今日多くの観測局では,数十Hzの高速度で測距サンプリングされている。測距データからは,人工衛星の軌道決定の他に,地球回転の観測や観測局の座標決定に観測データが使われている。
執筆者:田村 良明
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

