普及版 字通 「仆」の読み・字形・画数・意味
仆
4画
[字訓] たおれる・ふす
[説文解字]
[字形] 形声
声符は卜(ぼく)。卜に赴・訃(ふ)の声がある。〔説文〕八上に「頓(たふ)るるなり」、また頓字条九上に「首を下(た)るるなり」とあり、僵(てんきよう)することをいう。卜はそのたおれる音をとるものであろう。
[訓義]
1. たおれる、ふす。
2. しぬ、ころす。
3. つまずく、くつがえる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕仆 タフル・フス 〔立〕仆 フス・タフル・タチマチ・ニハカ
[語系]
仆phiokはbk、伏biuk、(覆)phiuk、piunと声近く、みな覆(てんぷく)し、倒れる意がある。倒れるときの音と関係のある語であろう。
[熟語]
仆偃▶・仆臥▶・仆僵▶・仆死▶・仆質▶・仆▶・仆頓▶・仆廃▶・仆斃▶・仆滅▶・仆漏▶
[下接語]
曳仆・殪仆・偃仆・仆・僵仆・驚仆・蹴仆・躓仆・酔仆・仆・墜仆・仆・頓仆・弊仆・奔仆
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報