仮の現(読み)かりのうつつ

精選版 日本国語大辞典 「仮の現」の意味・読み・例文・類語

かり【仮】 の 現(うつつ)

  1. はかない現世。無常であるこの世。仏教の、現世は仮のものであるという考え方による。
    1. [初出の実例]「身をなきものと知りながら、いとし憎しのたはぶれも、しばし此きし彼の岸の、かりのうつつの仮橋や」(出典:浄瑠璃・心中重井筒(1707)血汐朧染)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む