仮橋(読み)カリバシ

デジタル大辞泉 「仮橋」の意味・読み・例文・類語

かり‐ばし【仮橋】

橋ができるまで、そのそばに間に合わせとして架ける橋。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仮橋」の意味・読み・例文・類語

かり‐ばし【仮橋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 橋をつくったり、修理したりするときに、まにあわせに一時かけておく橋。
    1. [初出の実例]「凡山城国泉河樺井渡瀬者、官長率東大寺工等、毎年九月上旬造仮橋、来年三月下旬壊収」(出典延喜式(927)五〇)
  3. ( 転じて ) 臨時出し物
    1. [初出の実例]「先斗町(ぽんとてう)が口づいて大丈夫だといふから、仮橋(カリバシ)を出した」(出典:滑稽本浮世風呂(1809‐13)前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android