日本歴史地名大系 「伊蘇郷」の解説
伊蘇郷
いそごう
「和名抄」東急本は「伊蘓」と記し、高山寺本ともに「以曾」の訓を付す。「皇太神宮儀式帳」には「玉岐波流礒宮」がみえ、「倭姫命世記」垂仁天皇二五年三月条に「従飯野高宮遷幸于伊蘇宮令坐支、于時大若子命問給久、汝此国名何、白久、百船度会国、玉伊蘇国止白天、御塩浜並林定奉支」とあり、天照大神が当地に一時期遷座し、その場所を「伊蘇宮」と称したとする。「延喜式」神名帳には「
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報