伊豆丸郷(読み)いずまるごう

日本歴史地名大系 「伊豆丸郷」の解説

伊豆丸郷
いずまるごう

現川島町出丸本でまるほん出丸中郷でまるなかごう・出丸下郷を遺称地とする中世郷で、郷域は同町南東部、旧荒川筋の発達した自然堤防を中心にして展開したとみられる。享徳二年(一四五三)四月一三日の借銭状(熊野那智大社文書)に「武蔵之国いつ丸の郷千蔵坊の門弟引檀那一円」とみえ、円通庵正益は当郷千蔵坊の門弟引の那智山旦那職一円を質物に入置き銭二貫文(利銭月別五分)を借りている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む