日本歴史地名大系 「伊豆鏡」の解説
伊豆鏡
いずかがみ
一冊
別称 伊豆国鑑
成立 延宝五年
写本 塩田家
解説 三島代官の伊豆国を統治していくうえでの必要事項を記録したもの。内容は伊豆国の惣高・郡高、村数、代官所、知行所の寺社、三島町中の橋数、御林の木数・反別、道法、浦々船数、金銀山など一三項目にわたる。伊豆諸島からの上納物、伊豆浦々の湊明堂入用の記載もある。本資料段階での伊豆国の惣高は七万九千六九三石余・村数二七九村、うち田方郡二万四千八八九石余・七二村、君沢郡二万一千五七五石余・四七村、那賀郡四千七三石余・一七村、賀茂郡二万九千一六三石余・一四三村。なお同名の地誌が愛知県西尾市教育委員会岩瀬文庫などにも所蔵されているが、本資料とは内容が異なる。
活字本 「清水町史」別編資料集1
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報