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休眠口座 キュウミンコウザ

デジタル大辞泉の解説

きゅうみん‐こうざ〔キウミン‐〕【休眠口座】

長期間にわたって取引のない、銀行・郵便局・証券会社などの口座
[補説]全国銀行協会では、10年以上取引が行われていない口座で、残高1万円未満または残高1万円以上で持ち主と連絡が取れない口座を休眠口座としている。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

休眠口座

全国銀行協会のルールでは、10年以上放置されている預金のうち、「残高が1万円以上で持ち主と連絡がとれない」「残高が1万円未満」を休眠口座としている。大半は残高が数百~数千円で、口座数は億単位にのぼるとされる。米国や豪州、韓国などでは、国や自治体の管理に移し、福祉事業者への寄付などに使っている。

(2012-02-15 朝日新聞 朝刊 1総合)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

休眠口座
きゅうみんこうざ

金融機関の預貯金のうち、長い間使用されていない口座のこと。具体的には、普通預金では最後に金銭の出し入れがあった日から、また定期預金では最後の満期日から一般的に10年以上が経過し、残高が1万円未満か、1万円以上でも預金者本人と連絡がとれない口座のことをいう。日本の銀行の預金は時効消滅が法律で定められているため、商法上は5年間、信用金庫の預金は民法で10年間に権利行使がなければ時効消滅すると決められている。全国銀行協会の内規で休眠口座に該当する口座の預金は金融機関の収益とされているが、実際には休眠口座の払い戻しができなかった例はこれまでにない。ただし、民営化した郵便貯金や一部の金融機関などで対応が異なるので、預金者は注意が必要である。
 日本の休眠口座の預金は郵便貯金や農漁協系金融機関を除いても900億円近くにのぼり、このうち年間350億円程度が払い戻しの対象になっているとみられる。2012年(平成24)2月、政府の成長ファイナンス推進会議は東日本大震災の復興財源として休眠口座の預金を活用することを検討し始めたが、憲法の財産権を侵害するおそれがあることや休眠口座を管理する仕組みが未整備であることなど、実現にはさまざまな課題がある。
 海外では、アメリカやオーストラリアなどではすでに同様の制度があり、イギリスでも2012年4月に休眠口座の預金を基金とし、社会福祉事業の支援、中小企業や慈善団体が失業や貧困問題解決に向けた活動を行う際に活用するという新制度が誕生した。[編集部]

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