会計期間(読み)かいけいきかん(英語表記)accounting period

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「会計期間」の意味・わかりやすい解説

会計期間
かいけいきかん
accounting period

企業活動の経営成果を利害関係者に報告するために人為的に区切った一定の計算上の期間。営業年度事業年度ともいう。決算は会計期間ごとに行なわれる。会計期間の決定は企業の自由にまかされるが,日本では,各事業年度にかかる計算書類およびその附属明細書の作成にかかる期間は,当該事業年度の前事業年度の末日翌日から当該事業年度の末日までの期間とし,1年をこえることができない(会社法435条2項,会社計算規則59条2項)。

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世界大百科事典(旧版)内の会計期間の言及

【会計】より

…個人または共通の目的をもった個人の集合体である組織の活動状況や現状を固有の記録・計算技術を用いて情報化し,これを関係者に伝達して利用せしめる活動をいう。会計が成立するためには,それについて会計が行われる主体(会計主体),会計の行われる時間的区切り(会計期間)および数量化するための単位(貨幣単位)の三つの要件が必要である。つまり会計は,ある会計主体,たとえば家庭,国家,企業,団体などについて,その活動状況,ある時点における状態などを簿記とよばれる記録・計算の技術を用い,1年,6ヵ月,1月等一定の会計期間に区切って,貨幣価値的に記録し,計算する。…

※「会計期間」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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