佐々紅華(読み)サッサ コウカ

20世紀日本人名事典 「佐々紅華」の解説

佐々 紅華
サッサ コウカ

大正・昭和期の作曲家



生年
明治19(1886)年7月15日

没年
昭和36(1961)年1月18日

出生地
東京

本名
佐々 一郎

学歴〔年〕
蔵前高工図案科卒

主な受賞名〔年〕
日本レコード大賞(第3回)〔昭和36年〕

経歴
大正時代に一世を風靡した浅草オペラの草分け的存在で、脚本も担当。昭和初期に作った流行歌「君恋し」「祇園小唄」「浪花小唄」で有名。また、昭和8年和風庭園を備えた3000平方メートル余りの自宅“枕流荘京亭”を設計し、36年病で倒れるまで住んだ。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐々紅華」の解説

佐々紅華 さっさ-こうか

1886-1961 大正-昭和時代の作曲家。
明治19年7月15日生まれ。大正6年石井漠(ばく)らと東京歌劇座をつくり,浅草の日本館でミュージカルカフェーの夜」を公演。10年奈良県に生駒(いこま)歌劇技芸学校をつくるが,失敗。関東大震災後はレコード界に復帰し,「君恋し」「祇園小唄(ぎおんこうた)」などを作曲した。昭和36年1月18日死去。74歳。東京出身。東京高工(現東京工業大)卒。本名は一郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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