佐伯宗作(読み)サエキ ソウサク

20世紀日本人名事典 「佐伯宗作」の解説

佐伯 宗作
サエキ ソウサク

大正・昭和期の登山ガイド



生年
明治30(1897)年

没年
昭和10(1935)年5月

出身地
富山県芦峅寺

経歴
大正15年三高隊の黒部東沢露営のガイド、昭和10年京大白頭山遠征に同行するなど大正末期から昭和初期にかけて活躍した立山の代表的ガイド。兄栄作、弟兵治もすぐれた立山ガイドとして知られる。昭和10年立山地獄谷で仲間のガイドが亜硫酸ガスクレバスに落ち、その救出の際中毒死した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐伯宗作」の解説

佐伯宗作 さえき-そうさく

1897-1935 大正-昭和時代前期の登山ガイド。
明治30年4月1日生まれ。宇治長次郎,佐伯平蔵のあとをつぐ立山の代表的ガイド。昭和9年末からの京都帝大の朝鮮白頭山遠征に参加。帰国後の10年5月4日立山地獄谷で亜硫酸ガスの噴出口におちた仲間を救出し,みずからはガス中毒死した。39歳。富山県出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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