20世紀日本人名事典 「宇治長次郎」の解説 宇治 長次郎ウジ チョウジロウ 明治〜昭和期の登山ガイド 生年明治4年12月23日(1872年) 没年昭和20(1945)年10月30日 出生地富山県上新川郡大山村 経歴明治35年頃より測量登山の人夫として山を歩く。42年吉田孫四郎一行を剣山頂へ案内して「長次郎谷」の名を残した。中村清太郎、木暮理太郎、田部重松など多くの山行にガイドを務め、冠松次郎らの黒部峡谷探検には宮本金作などと卓越した登山技術をみせ、名ガイドとしての地位を築いた。剣岳・立山を中心とした北アルプスの山と渓谷に最も精通した山人として知られた。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宇治長次郎」の解説 宇治長次郎 うじ-ちょうじろう 1872*-1945 明治-昭和時代前期の登山ガイド。明治4年12月23日生まれ。40年参謀本部陸地測量部員を案内して未踏峰といわれた剣岳に登頂。42年はじめて東面の谷から剣岳にのぼり,この谷は長次郎谷(だん)と命名された。冠(かんむり)松次郎の黒部渓谷踏破をたすけた。昭和20年10月30日死去。75歳。富山県出身。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by