佐室村(読み)さむろむら

日本歴史地名大系 「佐室村」の解説

佐室村
さむろむら

[現在地名]大原町佐室

長志ながし(郷)三ヵ村の一で、沢部さわべ村の北に位置し、北部を落合おちあい川が東流する。元禄郷帳・天保郷帳などに記載されないが、領内では一村扱いされた。寛政五年(一七九三)の上総国村高帳に佐室村とみえ、高七一〇石余、久留里藩領と旗本渡辺・杉田・曾雌・山下領の五給、家数七六。安政二年(一八五五)の家数四八・人数二〇八、馬一四・牛二(大原町史)。渡辺領は長志郷三ヵ村にあり、うち当村分の高六八石余の大半が他村からの入作であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android