佐戸郷(読み)さとごう

日本歴史地名大系 「佐戸郷」の解説

佐戸郷
さとごう

和名抄」所載の郷で、高山寺本では耶麻郡にある。訓を欠く。「大日本地名辞書」は佐美さみであろうとし、東安達地域の小浜おばま(現岩代町)の諸村とする。「日本地理志料」は「按当読云左刀、蓋狭処之義」とする。「さと」は里で、和銅六年(七一三)郡郷名に好字を用いさせたとき佐戸の二字にしたのであろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 小浜 集落

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android