譬え話(読み)タトエバナシ

デジタル大辞泉 「譬え話」の意味・読み・例文・類語

たとえ‐ばなし〔たとへ‐〕【×譬え話】

ある事柄をわかりやすくするために、他のことを引き合いに出していう話。寓話

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「譬え話」の意味・読み・例文・類語

たとえ‐ばなしたとへ‥【譬話】

  1. 〘 名詞 〙 ある物事にたとえてする話。人間社会の道理機微風刺などを具体的にたとえて説く話。寓話。
    1. [初出の実例]「『われてもすへにあふといふたのしみがござりましょ』『それそれ。おなじ事なら、いきてわかれたがよいなふ』『〈略〉』と、たとへばなしのづにのせて」(出典:浄瑠璃・狭夜衣鴛鴦剣翅(1739)三)

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世界大百科事典(旧版)内の譬え話の言及

【アレゴリー】より

…17世紀のフランス詩人ラ・フォンテーヌの《寓話集》も同様である。〈寓話〉とともに〈たとえ話parable〉もアレゴリーの一種で,同じく比喩的・寓喩的に人生の教訓を語ることを目的とするものであった。イエス・キリストが好んで説いたこの種の〈たとえ話〉は聖書に多くみられる。…

※「譬え話」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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