信州様御分知割浅口郡窪屋郡之内去年之高物成御見合帳(読み)しんしゆうさまごぶんちわりあさくちぐんくぼやぐんのうちさるとしのたかものなりおんみあいちよう

日本歴史地名大系 の解説

信州様御分知割浅口郡窪屋郡之内去年之高物成御見合帳(信州様御分知御見合帳)
しんしゆうさまごぶんちわりあさくちぐんくぼやぐんのうちさるとしのたかものなりおんみあいちよう

一冊

成立 貞享元年

原本 池田家文庫

解説 寛文一二年池田光政が致仕し綱政が家督を継いだ時、次弟信濃守政言に二万五千石、三弟丹波守輝録に一万五千石を分知することを願出て許可された。この時政言には備中新田一万五千九七五石余のほか、備前御野郡・上道郡の新田が分知された。その後、貞享元年に政言の所領は備中浅口・窪屋両郡のうちにまとめられ、九月領地の朱印状が下付されて鴨方支藩が成立した。この見合帳はその四ヵ月前の貞享元年五月に作成され、正式に分知される窪屋郡六ヵ村・浅口郡一七ヵ村(小田郡一村を含む)の高・物成と物成の内訳(御免帳之分・斗代上りなど)を、新田と古地に分けて記したもの。総計二万五千石のうち新田一万八六七石余・古地一万四千一三二石余、物成の合計は八千八七五石余。「岡山県史」第二四巻所収。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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