俺・己(読み)おら

精選版 日本国語大辞典 「俺・己」の意味・読み・例文・類語

おら【俺・己】

〘代名〙 自称本来は卑しい男性の使用する語であったが、江戸時代においては「おれ」「おいら」とともに江戸町人女性も用いた。おらあ。
狂言記・苞山伏(1660)「なんのかのおっしゃれても、おらがひるめしはよそへずい」

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