倦ず(読み)ウズ

デジタル大辞泉 「倦ず」の意味・読み・例文・類語

う・ず【×倦ず】

[動サ変]《「うんず」の撥音の無表記》「うんずる」に同じ。
「深く世の中憂きことと思ひ―・じはてて」〈平中・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「倦ず」の意味・読み・例文・類語

う‐・ず【倦】

  1. 〘 自動詞 サ行変 〙 ( 「うんず」の「ん」の無表記 ) ふさぎこむ。がっかりする。いやになる。
    1. [初出の実例]「男はかぎりなくうじてそのままにものも言はず」(出典:平中物語(965頃)一七)

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