偽・贋・似(読み)にせ

精選版 日本国語大辞典 「偽・贋・似」の意味・読み・例文・類語

にせ【偽・贋・似】

〘名〙 (動詞「にせる(似)」の連用形名詞化) 本物ににせて作ること。また、そのもの。にせもの。
申楽談儀(1430)四「名筆の草(さう)にかき捨てたるもの、にせは成るべからず」
※倫敦塔(1905)〈夏目漱石〉「なに罪人の落書だなんて当になったもんぢゃありません、贋も大分ありまさあね」

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