デジタル大辞泉 「本物」の意味・読み・例文・類語
ほん‐もの【本物】
2 見せかけでなく実質を備えていること。本格的であること。「彼の技量は
[類語]実物・本当・本式・本格・正規・正式・正格・公式・正則・正統・正調・本格的・格調・格式・品格・品位・風格・
…《菅原伝授手習鑑》の〈車引〉の牛,《一谷嫩軍記》の馬,《国性爺合戦》の虎のほか,蝦蟇(がま),ネズミなどの縫いぐるみの動物類,駕籠,御所車,輿,人力車などの乗物も小道具方の扱いである。 日常に使用しているものをそのまま使うときは〈本物〉といい,特別に作ったものは〈拵(こしら)え物〉,使い捨ての消えてしまうろうそく,煙草(たばこ),食べ物を〈消え物〉,こわすことを目的とした皿,茶碗,三宝などを〈壊れ物〉,動く動物,鼻緒が切れる履物,しおれる草花,射られた態(てい)で立つ矢など,あらかじめ仕掛けを施した道具を〈仕掛物〉と呼称している。能,狂言では歌舞伎の大道具に該当する職掌はなく,能舞台に置く塚,建物,舟や車など象徴的な据え道具は〈作り物〉,手に持つ中啓,刀,釣りざお,持ち枝などを〈小道具〉または〈手道具〉とよんでいる。…
※「本物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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