備後町一丁目(読み)びんごまちいつちようめ

日本歴史地名大系 「備後町一丁目」の解説

備後町一丁目
びんごまちいつちようめ

[現在地名]東区備後町一丁目

東横堀ひがしよこぼり川より一丁目筋までが町域で、明暦元年(一六五五)大坂三郷町絵図町名がみえる。大坂三郷北組に属し、元禄一三年(一七〇〇)三郷水帳寄帳では屋敷数一八・役数二五役で、うち年寄分・会所分各一役が無役。年寄は江戸屋長右衛門。宗旨組合は備後町一―五丁目が一組で当町が頭町(大坂町年寄永瀬氏留書写)。延享版「難波丸綱目」に升座(京升売所)に銭屋惣兵衛、大坂長崎廻船支配人で本商人江戸京堺大坂通路人の河内屋源兵衛、和泉国問屋・摂津国問屋丹波屋太兵衛、播磨国問屋・丹波播磨畳表問屋布屋新右衛門、播磨国問屋・ばっちょう笠屋のすみや五兵衛、関東筋問屋・江戸積油問屋油屋新助、晒蝋屋大黒組三名、そのうち鉄屋吉左衛門・鉄屋善三郎が年行事、関東筋問屋・砥石問屋各二、伊勢志摩国問屋・鉄鋼問屋・大工道具問屋・家伝名方・白粉師釜本各一、「大阪両替手形便覧」に一人が載る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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