元玉屋町
もとたまやちよう
[現在地名]近江八幡市元玉屋町
佐久間町の南に続く縦町で、北は宮前通、南は下中筋通に画される両側町。南は寺内北町元。元禄期(一六八八―一七〇四)以降の畑屋敷高は八石余(「八幡町屋敷畑高覚帳」近江八幡市共有文書)。町名は遊廓があったことにちなむとされるが、天保一一年(一八四〇)頃には鍵屋・鍋屋の料理茶屋二軒があり、千世治・若治など鍵屋の遊女八名の名が伝わる(「練物絵書付番組」日牟礼八幡宮蔵)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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