先船(読み)さきぶね

精選版 日本国語大辞典 「先船」の意味・読み・例文・類語

さき‐ぶね【先船】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 同じ方向に航行中の船の先行するもの。
    1. [初出の実例]「何の国成とも先船・類船あらは其船の跡に付て乗こと第一也」(出典:船行要術(1505))
  3. さきてふね(先手船)」の略。
    1. [初出の実例]「大将本陣の船立は、先船二艘」(出典:水法(18C前))
  4. 歌舞伎劇場の二階正面桟敷(さじき)前面へ張り出して作られた席の最前列をいう。まえふね。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android