光武名(読み)みつたけみよう

日本歴史地名大系 「光武名」の解説

光武名
みつたけみよう

牛屎うしくそ院の一名で、大字篠原しのはらの北方山間部に比定する説がある(大口市郷土誌)。薩摩国建久図田帳には島津庄寄郡牛屎院三六〇町(惣地頭島津忠久)のうちとして、「光武五十町 名主九郎大夫国吉」とみえる。国吉は篠原氏。建武元年(一三三四)四月二六日には、小次郎道国の篠原・光武両名内田地屋敷などの当知行後醍醐天皇から安堵されている(「後醍醐天皇綸旨写」篠原文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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