兜の緒(読み)カブトノオ

デジタル大辞泉 「兜の緒」の意味・読み・例文・類語

かぶと‐の‐お〔‐を〕【×兜の緒】

兜の鉢についていて、あごのところで結ぶひも。忍びの緒。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「兜の緒」の意味・読み・例文・類語

かぶと【兜】 の 緒(お)

  1. 兜の鉢(はち)に付けられた、あごに結びつけるための紐(ひも)近世には「忍(しのび)の緒」という。
    1. [初出の実例]「赤皮威の鎧きて、たか角うったる甲のをしめ」(出典:平家物語(13C前)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android