入物(読み)いりもの

精選版 日本国語大辞典 「入物」の意味・読み・例文・類語

いり‐もの【入物】

〘名〙
① 中にはいっているもの。
※宇津保(970‐999頃)蔵開上「桧破子(ひわりご)五十荷(か)〈略〉いり物は皆参りもの」
② (要物) 必要とするもの。入用品。
浮世草子・好色盛衰記(1688)三「今の世の女、むかしなかった事どもを仕出して、〈略〉首筋より上ばかりに、入物十六品(しな)あり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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