精選版 日本国語大辞典 「全もって」の意味・読み・例文・類語
まったく【全】 もって
- ① 「まったく(全)[ 一 ]②」を強めたいい方。絶対に(…でない)。
- [初出の実例]「木なきられそ折うれそと云は木ををしみ愛して云では全以ないぞ」(出典:玉塵抄(1563)二九)
- ② 「まったく(全)[ 一 ]③」を強めたいい方。実にまあ。
- [初出の実例]「全く以てアア天下太平なる哉と」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉天下太平なる哉)
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...