天下太平(読み)テンカタイヘイ

デジタル大辞泉 「天下太平」の意味・読み・例文・類語

てんか‐たいへい【天下太平/天下泰平】

[名・形動]
世の中が平和でよく治まっていること。また、そのさま。「―な(の)世」
なんの心配事もなくのんきにしていること。また、そのさま。「―な(の)暮らしぶり」

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精選版 日本国語大辞典 「天下太平」の意味・読み・例文・類語

てんか‐たいへい【天下太平・天下泰平】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「てんがたいへい」とも ) 天下がよく治まって平和なこと。平穏無事なこと。また、何事もないようにのんびりしていること。
    1. [初出の実例]「天皇寝殿承塵之裏、天下大平四字自生焉」(出典:続日本紀‐天平勝宝九年(757)三月戊辰)
    2. 「アア、酒も好い、下物も好い、お酌はお前だし、天下泰平といふ訳だな」(出典:太郎坊(1900)〈幸田露伴〉)
    3. [その他の文献]〔礼記‐仲尼燕居〕

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