八入の色(読み)ヤシオノイロ

デジタル大辞泉 「八入の色」の意味・読み・例文・類語

やしお‐の‐いろ〔やしほ‐〕【八入の色】

いく度も繰り返し染め汁に浸して染めた濃い色。
竹敷のうへかた山は紅の―になりにけるかも」〈・三七〇三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「八入の色」の意味・読み・例文・類語

やしお【八入】 の 色(いろ)

  1. 何度染汁に浸して染め上げた濃い色。
    1. [初出の実例]「竹敷(たかしき)のうへかた山は紅の也之保能伊呂(ヤシホノイロ)になりにけるかも」(出典万葉集(8C後)一五・三七〇三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android