八千蔵村(読み)やちくらむら

日本歴史地名大系 「八千蔵村」の解説

八千蔵村
やちくらむら

[現在地名]御坂町八千蔵

かね川と川の複合扇状地に位置し、北は夏目原なつめはら村、南は高家こうか(現八代町)。文禄三年(一五九四)六月一七日の浅野長継知行書立(西村文書)に八千蔵村とみえ、二一五石余が西村左馬助に宛行われている。慶長古高帳に八千蔵とみえ高二四四石余、幕府領。ほかに熊野領一石。寛永四年(一六二七)に六六石余が旗本朝比奈領となり(「駿河大納言家書出」朝比奈文書)、貞享二年采地簿(臆乗鈔)には旗本本田(本多)・田中の二家がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android