八幡牛蒡(読み)やわたごぼう

精選版 日本国語大辞典 「八幡牛蒡」の意味・読み・例文・類語

やわた‐ごぼうやはたゴバウ【八幡牛蒡】

  1. 〘 名詞 〙 山城国綴喜(つづき)郡八幡八幡荘園内(京都府八幡市八幡園内)から産した名物のごぼう。
    1. [初出の実例]「ふとき物の品々〈略〉八幡牛房(ヤハタゴボウ)」(出典仮名草子・尤双紙(1632)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の八幡牛蒡の言及

【ゴボウ(牛蒡)】より

…ゆでたゴボウをすりこぎなどでたたき,ゴマ酢やゴマじょうゆなどをかけるものだが,江戸時代には全国的にこのたたきゴボウを正月のおせちの一品とするところが多かった。各地に良質のゴボウがあったが,京都では八幡(やわた)ゴボウや堀川ゴボウが有名であった。前者は石清水(いわしみず)八幡宮近傍で産したもので,八幡はゴボウの代名詞にもなり,いまも煮たゴボウをアナゴやウナギで巻いたものを八幡巻と呼んでいる。…

※「八幡牛蒡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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