八重波(読み)ヤエナミ

デジタル大辞泉 「八重波」の意味・読み・例文・類語

やえ‐なみ〔やへ‐〕【八重波/八重浪】

幾重にも立つ波。
朝夕あさよひに満ち来る潮の―になびく玉藻の節の間も惜しき命を」〈・四二一一〉

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精選版 日本国語大辞典 「八重波」の意味・読み・例文・類語

やえ‐なみやへ‥【八重波】

  1. 〘 名詞 〙 幾重にも立つ波。
    1. [初出の実例]「朝暮(あさよひ)に 満ち来る潮の 八隔浪(やへなみ)に なびく玉藻の 節の間も 惜しき命を」(出典万葉集(8C後)一九・四二一一)

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