精選版 日本国語大辞典 「其でいて」の意味・読み・例文・類語
それ【其】 で いて
- 前の事柄から期待されることに反する事柄を述べるときに用いる。そうであるにもかかわらず。それでいながら。
- [初出の実例]「顔を視れば、どうせ好い心地がしないは知れてゐれど、それでゐて只早く顔が視たい」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉三)
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...