其処とも知らず(読み)ソコトモシラズ

デジタル大辞泉 「其処とも知らず」の意味・読み・例文・類語

其処そこともら◦ず

どこをどうということもなく。どこともわからない。
「思ふどち―◦ず行き暮れぬ花の宿かせ野辺のうぐひす」〈新古今・春上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「其処とも知らず」の意味・読み・例文・類語

そこ【其処】 とも 知(し)らず

  1. どこであるかもわからない。あてのないさまのたとえ。
    1. [初出の実例]「思ふどちそこともしらず行き暮れぬ花の宿かせ野べの鶯〈藤原家隆〉」(出典:新古今和歌集(1205)春上・八二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android