内因子

栄養・生化学辞典 「内因子」の解説

内因子

 キャッスル因子キャッスル内因子ともいう.胃から分泌される糖タンパク質で,ビタミンB12と結合して腸でのビタミンの吸収を促進する機能がある.ビタミンB12外因子とよばれる.内因子の合成不良は悪性貧血を起こす.

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「内因子」の意味・わかりやすい解説

内因子
ないいんし

「キャッスル因子」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の内因子の言及

【胃】より

…また胃内面表層の上皮からは粘液が,幽門前庭部からは炭酸水素塩(重炭酸塩)が分泌され,消化液が胃粘膜自体を消化することを防御している(これを胃粘膜防御機構という)。さらにビタミンB12の吸収を助けて貧血の予防に役だつ内因子や胃の運動と胃液分泌を刺激し,間接的に膵液の分泌をも刺激して,消化に密接に関与しているガストリンも分泌される。このように,主としてガストリンを介して胃と膵臓が相互にコントロールしあっている現象は胃膵相関ともいわれ,上部消化管の機能調整の主要な役割を果たしている。…

※「内因子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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