冷飯食(読み)ひやめしくい

精選版 日本国語大辞典 「冷飯食」の意味・読み・例文・類語

ひやめし‐くい‥くひ【冷飯食】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 寄食する人。いそうろう。ひやめし。
  3. 江戸時代家督を相続しない次男以下の男。ひやめし。
    1. [初出の実例]「相応な家でさへ冷飯食(ヒヤメシク)ひといふ二三男に生れて」(出典風流微塵蔵(1893‐95)〈幸田露伴〉さんなきぐるま)
  4. 冷遇されている人。ひやめし。
  5. くびにされた者。お払い箱になった者。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 飯食

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android