出べそ(読み)でべそ

改訂新版 世界大百科事典 「出べそ」の意味・わかりやすい解説

出べそ (でべそ)

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百科事典マイペディア 「出べそ」の意味・わかりやすい解説

出べそ【でべそ】

おもに乳児へそから腸の一部が突出している臍(さい)ヘルニアをいう。

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世界大百科事典(旧版)内の出べその言及

【臍】より

…犬や猫など他の哺乳類ではへそは見つけがたく,人だけに明りょうなへそがある。いわゆる出べそは新生児期にはまれではなく,これを貨幣で圧迫して矯正する民間療法は有効である。アフリカの諸民族には小児期に巨大な臍ヘルニアをもつ者が多く,手掌大のものもある。…

【ヘルニア】より

…外ヘルニアとしては鼠径(そけい)ヘルニアが最も多く,ヘルニアの代表的疾患で,子どもに多くみられるが,成人に発生することもある。臍(さい)ヘルニアumbilical herniaは,弱い部分であるへそに腸がとび出す,いわゆる〈出べそ〉で,乳幼児に多くみられる。生まれつきの大きな臍帯の中に内臓が脱出するのは臍帯ヘルニアomphalocele herniaで,皮膚が欠損しているため外から内臓を見ることができる特異なヘルニアである。…

※「出べそ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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